6.25.2013

H醫院1

 さて今回やってきたのは楽しみだった物件『H醫院』です。
木造ベースで赤い屋根…良い雰囲気です。
車道沿いではなく、入り組んだ中にあるのでとても静かです。向かって左の玄関が住居スペース用で正面の玄関が医療用です。
高まる気持ちを抑え、外観を数枚…
 さて玄関を入り最初の部屋に入ると六角形のこのスペース…なかなかオシャレである。
右側が先ほどの玄関で左側が住居スペース、そして二階へ通じる階段があります。
奥は診察室です。やはりまずは診察室へ…
壁に備え付けられた棚にはフラスコが並べてあります。

そして振り返ると…
いささか閑散としています
手術用の照明でしょうか?
何かの彫刻がある…
これだ!ここにきて一番見たかったものだ!バッチリ撮っておこう…
さて奥へ…



H醫院2

二畳ほどの小さい部屋ですが薬室と書かれており、受付口の小窓があります。その奥には玄関があります。
左と真ん中は読み取れないが、右は燐酸コデインである。
各種呼吸器疾患における鎮咳・鎮静のようである。
真ん中はマーキュロクローム、俗に赤チンと呼ばれている細菌発育抑制作用のある薬品である。
よく子供の頃に婆ちゃんに塗ってもらった記憶がある。懐かしい…
この辺りはよく廃医院に置いてありますね。
下剤作用のヒマシ油、急性皮膚炎、あせもなどに用いられるチンク油、消毒薬で知られるオキシドールである。
そしてこちらも見たかったものの一つである。瓶の中に入ったブルー色の物体…気になる…
さて二階へ行きます。階段の前の棚には薬品がいくつか並べられています。
撮り所がたくさんある…
良く分からないが下痢、梅毒に用いられる、次サリチル酸蒼鉛。
そしておなじみの防腐、固定処理に用いられるホルマリン。
長時間作用型の睡眠鎮静剤で現在では劇薬のバルビタール、S診療所にもあった塩酸キニーネ、良く分からないスルフォグアヤコールカリウムなどなど…
70年以上昔の薬、リマオン錠。鎮痛剤、解熱剤のサリチール酸フエニール…
強心剤に用いられるジギタリス葉末、神経痛、偏頭痛に効果のあるミグレニン…
結核症の治療に用いられるストレプトマイシンなど…そしてパイロットブラックのインクがありました。
レトロだ…

さて二階へ…
二階の一室には貴重なものがある…
まずは軍服…胸元には「河」という漢字が縫い付けられている。
 そしてこのアルバム…
貴重過ぎる…

さて探索を終え、住居スペースにはあまり入っていないが最後はお婆ちゃんが一人で住んでいたようである。
生活感がとても感じられ調味料などがそのまま残っていた。
寂しい医院である…

6.16.2013

時山第二発電所1

さて時山第一発電所のあとは『時山第二発電所』です。第一から近くにあります。
ただこちらは少し歩きます。川を渡るため長靴を持って行きます。それと念のため熊よけに鈴も装備します。
 車で行けるのはこの看板までです。ここから歩きます。でも割と道が良いじゃないか?車で行けそうだ…
やはりダメでした…看板からわりとすぐに道が崩れています。
奥に行くにしたがって段々悪路になってきます。まだ山ヒルもいませんね。
ここなんてほとんど道が崩れています。本当に行けるのか???
対岸にようやく見えました!時間を計りましたが早歩きで25分でした。さて向こう岸にどやって行くか…
崖を下るとパイプがあります。これを伝っていけますが普通に川を渡った方が早そうだ…
持参した長靴に履き替えて行きますが長さが足りない…濡れたくなかったので川を飛び越えることにしました。意外に行けました。

時山第二発電所2

さて川を渡り、外観を撮影し中へ入ります。
個人的にアートは嫌いではないがここには合っていません。残念です。
中に入るとひんやりしています。壁の雰囲気はいいですね。実際はもっと暗いです。
特に物はなく発電所の設備があるだけです。
 折りたたみ椅子が一つだけあります。
ヤレた機械…



スペル間違えの電話ボックス…
入り口付近に階段があります。二階は特に何もありません。座敷のようになっており、休憩所でしょうか?
さて内部の撮影を終え、外へ…

さて日没間際です。暗くなると帰り道が危険なのでそろそろ退散します。
また30分近く歩くのか…

6.11.2013

未完成ループ橋

雨がちらつく中、やって来たのは伊豆半島にある『未完成ループ橋』です。この前日に河津七宝ループ橋を通ってきましたがそれとはひと味違った感じです。まあこちらは廃ループ橋ですが…
車道から見上げるとこんな感じです。

橋の下に入り、上を目指します。

橋の上に上がるとかなりの開放感です。けっこう道幅があります。
廃のためかよく見ると路面がうねっています。
中間地点ですがこんな感じです。
景色はかなり良いです。
そして先端の崩壊した所です。この辺りが限界です。

それほど大した事はないですがたまにはこうゆう廃も良いですね。