二畳ほどの小さい部屋ですが薬室と書かれており、受付口の小窓があります。その奥には玄関があります。
左と真ん中は読み取れないが、右は燐酸コデインである。
各種呼吸器疾患における鎮咳・鎮静のようである。
真ん中はマーキュロクローム、俗に赤チンと呼ばれている細菌発育抑制作用のある薬品である。
よく子供の頃に婆ちゃんに塗ってもらった記憶がある。懐かしい…
この辺りはよく廃医院に置いてありますね。
下剤作用のヒマシ油、急性皮膚炎、あせもなどに用いられるチンク油、消毒薬で知られるオキシドールである。
そしてこちらも見たかったものの一つである。瓶の中に入ったブルー色の物体…気になる…
さて二階へ行きます。階段の前の棚には薬品がいくつか並べられています。
撮り所がたくさんある…
良く分からないが下痢、梅毒に用いられる、次サリチル酸蒼鉛。
そしておなじみの防腐、固定処理に用いられるホルマリン。
長時間作用型の睡眠鎮静剤で現在では劇薬のバルビタール、S診療所にもあった塩酸キニーネ、良く分からないスルフォグアヤコールカリウムなどなど…
70年以上昔の薬、リマオン錠。鎮痛剤、解熱剤のサリチール酸フエニール…
強心剤に用いられるジギタリス葉末、神経痛、偏頭痛に効果のあるミグレニン…
結核症の治療に用いられるストレプトマイシンなど…そしてパイロットブラックのインクがありました。
レトロだ…
さて二階へ…
二階の一室には貴重なものがある…
まずは軍服…胸元には「河」という漢字が縫い付けられている。
そしてこのアルバム…
貴重過ぎる…
さて探索を終え、住居スペースにはあまり入っていないが最後はお婆ちゃんが一人で住んでいたようである。
生活感がとても感じられ調味料などがそのまま残っていた。
寂しい医院である…